ぐんま山育DAOPowered by DAOX

ぐんま山育DAO規定

1. 総則
- 目的
- 本規程の目的
- 意思決定者
- 意思決定の方法
2. 株式の発行
- 有価証券通知書
- 登記情報および株式発行状況
- 株式発行の流れ
- 事業開始時の株式発行予定
- A種種類株式に関する定め
3. 資金調達
- 資金調達の目的
- 資金調達の方法
4. 事業運営会社
- 定義
- 指定
- 決算承認
5. 事業リスクと対策
- リスクの基本方針
- 事業運営に係るリスクと対策
6. DAOへの参加
- DAOメンバーの参加
- 非適格者の定義
- 利用権および譲渡
7. 株主総会の実施
- 普通株主総会の開催
- 議事事項
- 特別決議とA種種類株主総会
- A種種類株主総会の権限
8. DAOの運営
- DAOの組成と参加
- 議題設定と議長
- 決議方法
9. 増資
- 増資の決議
10. リワードトークン
- リワードトークンの付与
11. 規程管理
- 規程管理者
- 規程の変更
- 規程の周知
- 効力の発生および消滅
- 疑義の解釈
- 規程の保管
付則
- 改廃
- 施行

第1章 総則

目的

株式会社ぐんま山育DAO(以下「当社」という。)は、県内外の参加者により自律分散的に群馬県の地域活性化を行い、関係人口の創出および移住を促進し、将来的な財源収支の安定化と地域の持続可能性の向上を目指す、群馬県庁主導の地方創生DAOプロジェクトである。

本規程の目的

本規程は、本事業に関する意思決定および運用方法、その他関連事項を定めることにより、事業の透明性および効率性を高めることを目的とする。

意思決定者

当社の株式(普通株式およびA種種類株式に限る。以下同じ。)を保有する者(以下「株主」または「DAOメンバー」という。)が、本規程の変更に係る意思決定権を有する。

意思決定の方法

株主は、本事業に関する意思決定を、株主総会およびDAOの決議により行うものとする。 株主総会およびDAOの決議の実施方法は、第7章に定めるところに従うものとする。

本規程において「DAO」とは、株主によって構成され、株主総会とは別に組織された、本事業に関する意思決定を行う組織を指すものとし、その運営は第8章に準拠する。

第2章 株式の発行

有価証券通知書

当社は、1,000万円を超から1億円未満の売出しを行う場合、原則、関東財務局に有価証券通知書を提出の上、資金調達を実施するものとする。

関東財務局有価証券通知書について

参考

External Link

登記情報および株式発行状況

設立時の株式発行状況:

履歴事項全部証明書

登記情報

External Link
株主株式の種類株数議決権(割合)配当(割合)
代表取締役普通株式100,000株100%100%
合計100,000株100%100%

株式発行の流れ

代表取締役は、当社設立時点で保有する100,000株の普通株式について、投資家への普通株式発行後に会社へ無償譲渡し、当該株式は会社が消却するものとする。

ぐんま山育DAO 履歴 R7.1.27.pdf

株式譲渡契約書

External Link

事業開始時の株式発行予定

株主株式の種類株数議決権(割合)配当(割合)
投資家普通株式1,000,00098%100%
チモリ合同会社A種種類株式1株1%0%
代表取締役A種種類株式1株1%0%
合計1,000,002株100%100%

A種種類株式に関する定め

1. 株主総会決議のうち、会社法第309条第2項〜第4項に該当する決議は、A種種類株主による種類株主総会の決議を要する。

2. A種種類株主は、剰余金の配当を受ける権利を有しない。

3. 当社が会社法第322条第1項各号の行為を行う場合、法令に別段の定めがない限り、普通株主を構成員とする種類株主総会は不要とする。

4. 普通株式または普通株式を目的とする新株予約権の募集に関しても、種類株主総会の決議を不要とする。

5. 種類株主総会の決議は、出席したA種種類株主の議決権の過半数をもって行い、会社法第324条第2項に該当する決議は、出席者の3分の2以上の同意を要する。

第3章 資金調達

資金調達の目的

当社は、定款に定める目的に沿った活動資金の調達を行う。発生する費用負担については、都度株主間での決議により意思決定を行うものとする。

資金調達の方法

当社は、金融商品取引法に基づき、有価証券通知書を提出のうえ、1億円未満の資金調達および株主の募集を実施する。 なお、勧誘行為は当社の役職員または雇用関係にある者に限り実施可能とする。

第4章 事業運営会社

定義

「事業運営会社」とは、当社から業務委託を受け、本事業を円滑に実施するための必要な業務を遂行する事業者をいう。

指定

本規程制定時において、当社は、事業運営会社として以下の2社を指定する。

・株式会社ガイアックス

・チモリ合同会社

決算承認

当社の計算書類は、株主総会に提出され、株主による承認を受けるものとする。

第5章 事業リスクと対策

リスクの基本方針

当社は、事業展開に関連して発生し得る様々なリスクを把握し、発生の回避および発生時の対応に努めるものとする。第16条に代表的なリスクおよびその対策を列挙するが、これらに限られないものとする。

事業運営に係るリスクと対策

1. 天候・病気リスク異常気象や冷害等により収穫量の大幅減少が起こる可能性がある。
対策:チモリ合同会社による複数区画での分散栽培、農業保険加入、リスク契約の明確化。
2. 経営リスク初期投資の超過や収益未達による資金ショートリスク。
対策:段階的資金発注、財務モニタリング、保守的な収支計画の策定。
3. 法的リスクDAOに関する法整備の不透明性、酒税法・農地法などの遵守。
対策:法務専門家による支援、契約の明文化、行政との連携。
4. チモリ合同会社との紛争リスク契約範囲や成果物の帰属等に関する対立。
対策:SLA締結、定期報告とレビュー体制、紛争解決プロセスの事前設定。
5. コンプライアンスリスク法令違反による行政処分や契約解除リスク。
対策:改正のモニタリング、外部専門家との連携。
6. 情報セキュリティリスク情報漏洩による事業・財務への影響。
対策:セキュリティ強化、社員教育、対策プロトコルの整備。

第6章 DAOへの参加

DAOメンバーの参加

1. DAOメンバーとしての参加を希望する者(以下「メンバー候補者」という。)は、当社が指定する方法に従い、所定の金額を支払ったうえで、DAOメンバーとしての申込みを行うものとする。

2. メンバーの受け入れは、事業運営会社が審査を行い、その裁量により当初のメンバーを選定することができる。

非適格者の定義

次の各号のいずれかに該当する者(以下「非適格者」という。)は、DAOメンバーとなることはできない。

1. 本DAOの目的および理念に賛同しない者

2. 過去にDAOメンバーから除名された者、または参加を拒否された経歴を有する者

3. 日本国外に居住する者

4. 反社会的勢力またはその関係者

5. DAOにおける利用権の転売のみを目的とする者

6. その他、当社が定めるガイドラインにおいてメンバーとして不適格と定められた者

利用権および譲渡

1. DAOメンバーは、保有する株式を本条に基づき第三者に譲渡することができるが、非適格者への譲渡はこれを禁止する。

2. 譲渡を行う場合は、譲受人に対し本規程のリンクを提示し、本規程に拘束されることへの同意があったものとみなす。

3. 譲受人は、利用権の取得により自らが非適格者に該当しないことを表明し、保証したものとみなされる。

第7章 株主総会の実施

普通株主総会の開催

株主総会は、定款に基づき、少なくとも年1回開催するものとする。開催形式は原則として、物理会場への出席とオンライン参加を併用する。また、議決権行使は、出席のほか電磁的方法による行使も可能とする。

議事事項

株主総会では、以下の事項について協議・決議を行う。

1. 計算書類の承認

2. 剰余金の配当について

3. その他法令または定款に定める議決事項

特別決議とA種種類株主総会

株主総会による特別決議に該当する事項は、別途A種種類株主総会に上程し、最終的な承認を得るものとする。

A種種類株主総会の権限

当社の株主総会決議事項のうち、会社法第309条第2項、第3項、第4項が適用される株主総会決議事項については、当該決議のほか、A種種類株主総会の決議を必要とする。

第8章 DAOの運営

DAOの組成と参加

事業運営会社は、オンラインチャットツール「DAOX」を活用し、DAOを運営する。株主は希望によりDAOへ参加し、事業運営に係る議論および投票に1人1票の権利を持つ。

議題設定と議長

DAOの議題設定および議事進行は、原則として事業運営会社が行う。ただし、株主の希望があれば、株主による議題提起・議長の務めも認める。

決議方法

DAOの投票は、事業運営会社が定める方法により行う。投票期間は原則24時間以上とし、個別に定める。

第9章 増資

増資の決議

増資の実施は、定款に従い、議決権を行使できる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その出席株主の議決権の3分の2以上の賛成によって決議されるものとする。

第10章 リワードトークン

リワードトークンの付与

当社は、DAOの管理運営に貢献したDAOメンバーに対し、以下の手順によりリワードトークンを付与する。

1. DAOメンバーからの申請を受け、当社がDAO決議を経て予算を配分する。

2. 該当メンバーがその予算を基にタスクを作成し、タスクオーナーとなる。

3. 他のメンバーはタスクに立候補し、タスクオーナーが実行者を選定・承認する。

4. 実行者は当社およびタスクオーナーに業務完了報告を行う。

5. 完了報告の承認後、当社よりリワードトークン(ポイント)が付与される。

※その他、サービス・商品の購入時にポイントとしてリワードトークンが付与される場合がある。

第11章 規程管理

規程管理者

規程管理者は原則として事業運営会社とし、以下の職務を担う。

1. 規程の制定、改正、廃止等に関する管理

2. 規程様式の管理

規程の変更

規程管理者以外の株主も、規程の新規作成や変更、追記の提案を随時行うことができる。変更は第7章に定める決議方法により実施する。

規程の周知

制定・改正・廃止された規程の内容は、指定のオンラインチャットツールにて周知徹底される。

効力の発生および消滅

規程の効力は原則として施行日から発生し、旧規程は新規程の施行日に消滅する。

疑義の解釈

規程の効力および解釈について疑義が生じた場合、規程管理者に問い合わせるものとする。

規程の保管

作成された規程はオンラインチャットツール上にリンクとして共有され、誰でもアクセス可能とする。規程管理者は適切に規程を見直し、規程集の整備を行うものとする。

付則

改廃

本規程の改廃は、第10章の規程管理に関する条項に基づき実施する。

施行

本規程は、令和7年4月1日より施行する。

©︎ 2025 Gunma Yamaiku DAO Inc.
投資契約書
プライバシーポリシー